2009年10月19日月曜日

鱒耳東風

先週釣り情報の某ウェブサイトに当方に関する情報が投稿され、その内容にきわめて不適切な部分が含まれていたことがわかりました。第三者様のご抗議によりサイトの運営会社はただちにその投稿を削除し、当方へも平身低頭な謝罪がありました。匿名であることを武器としたこの手法は非常に不快です。闇夜の辻斬りのごとく卑劣にならず白昼堂々と対峙していただきたいものです。

釣り道というものがあるとすればその王道から離脱したこれらの行為は、釣りを人間の内面的な成長の修行の場と位置づけたアイザック ウォルトンの精神に遠くおよばず、当方のお客様にこのような方がいらっしゃった事に落胆しています。当然ながら釣り人は自由に釣り場を選ぶ事ができますが、その逆は真ではないところが今の小生にとって軽微なストレスとなっています。

ひるがえって当池のマス類、上記の喧騒をよそに自由勝手。お前たちがちゃんと仕事をすればこういう問題も起きにくいのだが。それでも彼らの本能を呼び覚ますがことくの華麗なスプーンの乱舞には的確に反応し、稚拙な誘いにはいっさい反応していないところを見ていますと人間と魚の力学は意外と均衡しているようです。