2010年4月24日土曜日

庭春にして

百花繚乱の時節のはずですが、寒暖の差が激しい日々が続いています。当池のマス類の体調も絶好調とは言えません。水温が大きく変動する事は魚類に次の影響を与えます。変温動物である彼らの体温は水温によって決定されるので、体温も連れだって変動しストレスを受けます。養殖池でも魚病発症のきっかけになったりします。加えて上着を着たり脱いだりできない魚類は我々が考える以上に直接的にその影響を受けます。80℃のサウナに耐えられても、80℃のお風呂に入れないのと同じです。

大型連休の商戦を左右する重要な土曜日なのですが、70㎝級を筆頭とした放流群は上記の理由で沈黙。明日の放流が徒労に終わらない事を祈るばかりです。

「シロウトとプロ」なる表現をよく釣場で耳にします。はて、いかばかりのプロなる釣人が存在するのか都度疑問に思います。professionalとはその道でメシを食う人の事、アマチュアとの差は歴然、何事もその道で食っていく事は並の事ではありません。釣れなかったら妻子を路頭に迷わす危機感のなかで日々その技術を研さんし、どのような状況下でも結果の帳尻を合わせてこれる職業アングラー、それが「プロ」でありまして、以外は「シロウト」の域を出ていません。慣れているか否かの差にすぎないと思います。